でも、この題名の6文字は、最近気付いたことなの。
今、わたしの祖父は長野で入院しています。病名は骨髄癌 他、さまざまな様です。
余命2カ月と言われたけど、何度も危機を乗り越えてまだ頑張っていてくれてます。
最初におじいちゃんのお見舞いにいった帰りに家族に送ったメールがこれ。
「私が部屋に着くと、おじいちゃんは泣いた。姿をみて、あたしも、泣いた。
こんな病院で横になって歩けないおじいちゃんは想像つかなかった。
でもそのあといろんな話ができたよ。
いつもあんな無口なのに、おばあちゃんとの馴れ初めから、はじめて海にいったときの話まで。
”あみは国際人だな”って嬉しそうにいってた。
いつのまにか旅行の話になった。おじいちゃんも”わしも旅行が好きだなぁー。”と。
いつのまにか旅行の話になった。おじいちゃんも”わしも旅行が好きだなぁー。”と。
あと行きたいところは三陸海岸にいきたいっていってた。」
生まれてこの方、まさか祖父と同じ趣味をもってるとは知らなかった。
私がLunchTripを始めたのも、もしかしたら祖父の地だと思うと、嬉しい。
風景をIphoneでみせたら、すごいなー綺麗だなって喜んでたんです。
その、約3週間後。
毎週末3時間かけて病院に通う父からのメールに、嬉しいことが書いてありました。
「当地ようやく晴れた。今週は腰痛なく、よく眠れると。
(おじいさんが昨晩考えた夢は亜美と友美(妹)と三陸リアス海岸にいくことだって。
グリーン車で北陸から回って、青函トンネル通ってからリアス海岸に行きたいということでした。
前回亜美とリアス海岸の事話したんだね?
昨日報告した通り、饒舌だったな。おばあちゃんと口ケンカ出来る位。といって、予約はまだまだ不要だよ。」
このあと、祖父はかなり大きな手術を受け、意識がもうろうとし、
父や祖母のこともわからなくなったそうです。
今は少しは覚醒してきてるけど、話せるほどではないみたい。
でも、私は祖父のおかげで新たな夢ができました。
もちろん、「おじいちゃんと、三陸海岸にいく」こと。
それは、エジプトにいくとか、ペルーにいくとか、モロッコやブルキナファソにいく、というのと同じくらい私にとっては大きくてウキウキする叶えたい夢です。
昔のように「ハワイに行きたい!」といって3年間くらい働いてハワイへいく・・・という人は、もう少ないのではないでしょうか?
実際わたしも、一週間前に思いつきと勢いで飛行機をとったことが何度もあります。
昔のように「旅=夢」という公式が成立しなくなっているかもしれない。
週末おじいちゃんには、大きく印刷した三陸海岸の写真を持っていこうと思います。
わたしのことを思い出せなくても、これをみて何か感じてくれることがあればと思います。
みなさま。良い夏を!