LT Saudi Arabia準備裏話

寒い日が続きますが,Passengersの皆様お元気ですか?
風邪などひいていませんか?

もう1週間経ってしまったけれど、サウジアラビア便直後に書いた感想と回想をアップします。

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楽しかったー!
この7日で5回目の大使館。
3週間、3人で準備してきた間、何度大使館マネージャーに叱られたかしら。

Crews「タイムテーブル、作ってきました!」(日英併用の細かいもの)
Mr.Basher「君。。これ、見づらいよ。」
腕を組んで部屋をぐるぐる歩き出すbasherさん。
→アラビアの方は細かい資料は特に嫌う。見やすい大まかな資料と口頭のコミュニケーションが一番。

Mr.Basher「グッズとかあるんでしょ」
Crews「な、ない・・・汗」
→急いで見積もり&発注へ

Mr.Basher「ビデオとるの?」
Crews「(撮ったことない。)・・・ホームカメラで、とろうかと。。」
Mr.Basher「本気でいってんの。これだけのチャンスを、君たちはこの程度で済まそうとするの!?」

怖く聞こえるけど、それは愛のある叱り方だった。
Basherさんと司会のBarneyさんは私たちCrewsの本当のお兄さんみたいだった。
実際、彼は大使館や関係者に「なんでそこまでしてあげるの?」と聞かれて、
”LunchTrip is MY GROUP. MY FAMILY.” といってくれたらしい。

「LunchTripが今やろうとしてるのは、外交だよ。
この大使館でいつも行われるのは、外務大臣や他の大使が集まる会合。
そこに身元のわからない一般の人々をいれるのは極めて珍しいけど、
君たちが本気で変えたいと思っているのを応援しているから、やるんだよ。
楽しくわいわいやってほしい。でも、失敗は絶対に許されない。これだけは頭に入れて」

いつものLunchTripならば内輪の資料だけ。
でも、こういうときにはビジネス資料が求められる。
しかも、日英そのまま訳すんじゃだめだから、作業は2〜3倍。。
例えば・・・

-日英企画書。
-日英タイムテーブル(ころころ変わるw)。
-ノベルティの発注、見積もり。
-ビデオ撮影の方の募集と契約(嬉しいことにたくさんのご紹介をいただいて本当にありがとうございます!)。
-前日Crews、当日Crews(スタッフ)への連絡書メール。
-スタッフ用タイムテーブル。
-名簿とグループ分け。
-毎日の全員のto do 管理。
-事前アンケート、正式エントリーアンケート、事後アンケートの作成。
-事前アンケートをまとめた日英資料。
・・・・・などなど。。。。

不思議なことになんだかこの2週間くらい毎日こういうto do listに囲まれていてても、全く辛くなかった。
なほは、私がタスクを抱え込むと察して「じゃあ、これやるよ!」といってくれた。
女の子の肌が作られるというシンデレラタイム(22-02時)なんてとっくにすぎた2時半も、skypeで話しあってた。
てか二人とも夜型なだけかな?笑 よく、2人でlunchtripハイになってた。w

本番2日前にこれは使わないつもり、といって紹介ビデオを見せたとき、
Basherさんに意外にも「いいじゃん♪大使に見せた方がいいのでは?」と言われた。
そこから急いで紹介パワポも一新した。

まさは、前夜までLunchTrip MISSIONの言葉やスピーチ原稿を一緒に考えてくれた。
改めて話し合ったのは、LunchTripの先には何があるのか。
私たちがいう「固定概念」がなくなったら、どんな社会があるのだろう?
2人であーだこーだと唸っていたとき、サンフランシスコで身近で起こったHate Crime(憎悪犯罪)の話をぽろっと口にした。
準備しながら、あんなことがなくなればいい、とずっと頭の隅で思ってることを。
「入れよう、それ!」とまさがアドバイスしてくれた。
(まさか、池上さんもご存知の事件だとは知らずに☆)

サウジアラビアビデオ。
コーランを読む姿。
大使のユーモアに溢れたスピーチ。
池上さんのイスラムやわかりやすい解説。
大江さんから見た、女性目線の素敵なお話。
プロデューサーのお二人の海辺でのお話。
そして何より、とっても美味しいサウジアラビアご飯!

わいわいした楽しい思い出とともに記憶したことには、プラスのイメージを持ちやすいと思います。
サウジアラビアについての意識が変わった、イメージが変わった。そういう風に思ってくれたら嬉しいです^^

*写真はクロージングで大使に質問しているとき。バシャールさんが奥から見守ってくれてる。