☆ 世界遺産のバティール村 ☆  by 村橋真理 (PFJ)

バティール村は、パレスチナ西岸のベツレヘムの西、
エルサレムの南西数キロの所にある村です。

泉があり、古代ローマ時代から灌漑を利用して段々畑で農業が行われてきました。
その景観により、20146月に世界文化遺産に登録されました。

 

 

 


ローマ時代から今に至るまで、泉の水を灌漑に使い、農業が営まれてきました。
バティール村の8家族のそれぞれの畑に一日交替でこの貯水槽から水を引いています。
そのため、バティール村の暦は一週間が8日間だったそうです。
村で作られた野菜や果物は、エルサレムの市場で売られていました。






バティール村は”里山”です。
村の人たちの家には、様々な果物の木やハーブが植えられ、季節になると、採りたてのアプリコット、リンゴ、レモン、オレンジなどが食卓に並びます。村のお母さんたちは、ジャムやコンポート、様々なものを手作りします。














夏にはブドウの葉が茂り、心地よい日陰を作ってくれます。




村には伝統的な石作りの家が残っています。”7人の寡婦”地区では、海外からの支援によって、古い家が修復されました。

村には、エコツーリズムによる活性化を目的に設立されたBattir Landscape Ecomusemという団体があります。
古いアラブ式の家をリフォームしたゲストハウスもあります.














担当は、マイさん。
2007年に、山梨県小菅村での里山体験プログラムに参加したことがあります。











村の谷間、いくつかのハイキングトレイルが整備されています。

春には、シクラメンやチューリップ、アネモネ、様々な野生の花々が咲きます。

行き方:ベツレヘムからセルビス(乗り合いタクシー)で10分ほど 

※セルビスの発着時間は定期的でないのでご注意を。

— Battir Landscape Ecomuseum —
Facebook: BattirLandscapeEcomuseum


** PFJ (Peace Field Japan) **
http://peace-field.org/
イスラエル・日本・パレスチナなどの青少年が、日本の里山で自然、文化、伝統にふれる様々な体験を共有し、持続可能な平和に向けて対話・交流する機会を提供