Kids LunchTrip アメリカ・シカゴ便@中野区の保育園

こんにちは!NPO法人LunchTrip共同代表のAmiです。
私たちは普段、「美味しい笑顔が世界を好きになる直行便」を合言葉に、都内のレストランや企業、そして保育園などで、食と旅を通じた異文化理解のワークショップを開催しています。
特に保育園向けのプログラム「Kids LunchTrip(キッズランチトリップ)」では、子供たちが「パッセンジャー(乗客)」になりきり、ビデオを見たり、その国のダンスを踊ったり、給食で現地の料理を食べたりと、日本にいながら世界を旅する「擬似体験」を提供しています。 (参考:Kids LunchTrip
しかし今回は、いつもの「擬似旅行」ではありません。

実際にアメリカから来日されたご家族を、提携している保育園にお連れして、「リアルな国際交流」の場を作りました。
今日は、なぜ私たちが保育園に対してこのような機会を提供し続けているのか、その想いをお話しします。



🌍 なぜ今、保育園に「異文化体験」が必要なのか?
「まだ小さいのに、外国のことなんて分かるの?」 そう思われる方もいるかもしれません。しかし、私たちは「幼児期こそが、偏見なく世界を受け入れられる黄金期」だと信じています。
言葉が通じなくても、肌の色が違っても、目の前の相手を「一緒に遊ぶ仲間」としてフラットに見ることができる。この時期に「楽しかった!」「優しくしてもらった!」という原体験を持つことは、将来彼らが多様な世界へ羽ばたくための、何より強い翼になります。
いつもは「動画」や「ごっこ遊び」を通して想像力を育んでいますが、今回のように「リアルな家族」が目の前に現れるインパクトは絶大でした。



🤝 言葉の壁を超えた「優しさ」の連鎖
当日の様子は、まさに感動の連続でした。 (当日の動画:https://www.youtube.com/shorts/Wez5I0zD2rw
子供たちは、アメリカから来た同い年のお友達や赤ちゃんを前に、最初は驚いていましたが、すぐに「言葉の壁」なんて存在しないことを証明してくれました。
「一緒に給食食べよう!」「これあげる!」「これ見て!」 飛び交う日本語と英語。でも、心は完全に通じ合っています。
もちろん、私が通訳としてそばにいて、言葉を翻訳をしていますが、それ以上のやり取りがありました。
特に印象的だったのは、年上の園児たちが、1歳のゲストのために見せた自然な気遣いです。 誤飲しそうな小さなおもちゃをサッと片付け、安全に遊べる大きなおもちゃを持ってきてあげる。 先生に指示されたわけではありません。「守ってあげたい」「一緒に遊びたい」という純粋な気持ちが、国籍を超えて自然な行動に繋がっていました。
ゲストのママさんも、「日本の子供たちの優しさに本当に感動した」と喜んでくれました。

     

👩‍🏫 「国家資格・通訳案内士」としての役割
実は、このような「実際の旅行者を保育園に受け入れる」という活動は、セキュリティや言葉の問題など、クリアすべきハードルが高く、どこでも簡単に実施できるわけではありません。
今回、この特別なプログラムが実現できたのは、私自身がNPOの代表であると同時に、国家資格である「全国通訳案内士」としての顔を持っているからです。
プロのガイドとして、ゲストの身元保証や事前のオリエンテーションを行い、当日は文化や言葉の「ブリッジ(架け橋)」として常に寄り添うことで、保育園の先生方にも、そしてゲストのご家族にも、安心して楽しんでいただける環境を整えています。
ゲストとはこのLunchTrip前に何度も案内をしていて、この家族の子供たちも完全に私に慣れていたこともあるかと思います。



✈️ 未来をつくる「Kids’ LunchTrip」
私は、通訳案内士として、そしてLunchTripクルーとして大忙しの1日でしたが、子供たち、先生方、そしてゲストのご家族、全員のキラキラした笑顔を見て、大きな達成感を感じました。
「異文化理解」という言葉は少し難しく聞こえるかもしれません。 でも、その本質は「違うって面白い!」「一緒だと楽しい!」というシンプルな感情です。
LunchTripではこれからも、Kids LunchTripを通じた「想像の旅」と、今回のような「本物の出会い」の両輪で、子供たちの世界を広げるお手伝いをしていきます。
私たちの活動に興味を持ってくださった方は、ぜひウェブサイト・Facebook・Instagramなども覗いてみてくださいね。
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