2019/1/13 LunchTripポーランド便〜隠れた映画大国の文化の味〜レポート
芸術大国ポーランド!!!
Dzień dobry!(ヂェン ドブリ!ポーランド語で「こんにちは!」)
2019年1月13日(日)に、ソウ・エクスペリエンス株式会社(渋谷区千駄ヶ谷)にてLunchTripポーランド便を開催しました。当日のフライトの様子を、presentation編をCrew Sayuriが、lunch編をポーランド留学歴のある特別CrewのAsukaがレポートします。
LunchTrip 2019年の記念すべき最初の旅先となった【ポーランド】!
昨年2018年はポーランドにとって節目の年。
過去の悲しい歴史を乗り越え2018年に独立回復100周年を迎え、今年2019年は、日本の国交樹立100周年と、記念すべき年々となりました。そんなポーランドは今、芸術とくに映画がアツい!! 芸術の集大成とも称される”映画”に魅せられ、ポーランド映画祭の主宰はじめ多岐にわたってポーランド広報に情熱を注いでいらっしゃる小倉聖子氏をガイドに迎え、ポーランドの魅力を余すことなく語って頂きました♪
Icebreak
ポーランドでは、相手の健康や幸せを願いながら、オプワテクというお菓子をパキッと分かち合う文化があります。まず始めに、passengerのみなさまには自己紹介とあわせて、早速このポーランドの文化を体験していただきました!
あらかじめさりげなく各テーブルに置かれていたオプワテクですが、日本国内ではあまり入手できないため初めて見る方も多かったようで、最初はあちらこちらから「どれのこと?!」という戸惑いのお声もあがっていましたが、一見美しいカードと見紛うような薄いウエハースのようなものが“それ”とわかると、戸惑いのお声が感嘆のお声に変わっていきました♪美しいパッケージからオプワテクを取り出すと、オプワテク自体にも繊細で美しい絵柄がさりげなく刻み込まれています。
分かち合いで割ってしまうことを躊躇してしまうくらい美しいですね!
Passenger同士で自己紹介をしていただきながら、お互いの幸せを祈って分かち合い♪
素敵な笑顔が広がっていきました!!!分かち合い後のオプワテクはもちろん食べられます☆
そして、その後は搭乗にあたっての事前課題であった「ポーランド映画の作品の特徴や共通点、気付いたこと」についてグループごとに意見交換・発表をしていただきました!
Presentation 1
Icebreakによる結果を踏まえて、Guide・小倉聖子(おぐらせいこ)さんのプレゼンテーション〜前編〜が始まりました。
前編のテーマ『数ある国の中でなぜ最もポーランドに魅せられたのか?ポーランド映画との出会い』をお話しいただきました。
幼少期より【映画】が大好きであった小倉さんは、高校ご卒業後にはその道で生きるべく海外留学、そこから映画配給会社・映画制作会社での就職経験を経て独立し、現在に至っていらっしゃいます。今日に至るまでアメリカ・インド・スペインはじめ様々な国の映画作品に出逢われたそうですが、≪何かに媚びることなく徹底したリアリズムを描き、観る側に考えさせるような余韻を残す≫というポーランド映画のスタンスに衝撃を受け、惹きつけられたそうです。その後、ポーランド映画界の大監督との運命的な出会いもあり、日本においてポーランド映画祭の主宰をするに至るほどポーランドという国自体に情熱を捧げるようになっていかれたそうです。小倉さんの行動力にまつわるエピソードに、Passengerのみなさまからは驚きや笑みがこぼれる場面もありました!
ここでお楽しみのランチタイム!
Lunch Time
ポーランドで「いただきます」は ”Smacznego(スマチュネゴ)!”と言います。
スピーカーの小倉さんの旦那さんであり、今回レシピを提供して下さったマチェイさんがインフルエンザで欠席だったのですが、解説ムービーを送って下さったので、解説ムービーを上映しながらの、食事となりました。
今回ケータリングを担当して下さったのは、LunchTripではおなじみのFoodist Linkさんです。
まずは、〜前菜〜「Twarożek śniadaniowy i żytni chleb(トファロジェク シニャダニョヴィ イ ジュトゥニ フレプ)」カッテージチーズとライ麦パンです。ポーランドの朝食でも、よく食べられるそう。
ラディッシュのピンクとネギの緑がアクセントになっていて可愛らしいです。
続いて、~メイン肉料理~ 「klopsiki w sosie pomidorowym(クロプシキ フ ソシェ ポミドロヴィム)」トマトソースのクロプシキ(肉団子)。付け合わせにじゃがいもも添えられています。
続いて、~スープ~「Wigilijna zupa grzybowa z makaronem(ヴィギリイナ ズパ グジボヴァ ズ マカロネム)」クリスマスイブのキノコのスープ(パスタ入り)。今回はクリスマスイブ用のレシピで、お肉を使用していません。たくさんの野菜で出汁をとり、たっぷりとポルチーニ茸が入っています。ポルチーニと聞くとイタリアを連想しますが、実は、ポーランドはポルチーニ茸の名産地。
Ceramika Artystyczna(ツェラミカ アルティスティチナ)さんにご協力いただいたポーリッシュポタリー「ボレスワビェツ」の大皿に盛り付けられてやってきたのは、サラダと、ジャガイモのパンケーキ。各皿模様が違って、色も鮮やか!
~サラダ~ 「Mizeria z koperkiem(ミゼリラ ス コペルキェム)」ディルとキュウリのサラダ
~メインディッシュ~ 「Placki ziemniaczane(プラツキ ジェムニャチャーネ)」ジャガイモのパンケーキ。パンケーキの上に乗っているのは、サワークリームで、ポーランド人は、スープに、サラダに、メインディッシュに、サワークリームを頻繁に使用します。ただ、日本で売っているサワークリームとは少し違い、もう少し液体に近いので、現地に行ったら、ぜひ違いを確かめてみて下さいね。
最後に、~デザート~ 「Jabłka z kruszonką i herbata(ヤブウカ ス クルションコン イ ヘルバタ)」アップルクランブルと紅茶です。ポーランドでは、「りんごの王国」とも呼ばれるくらい、りんごがたくさんとれます。「Szarlotka(シャルロトゥカ)」と呼ばれるアップルパイが有名ですが、今回は、アップルクランブルとポーランドのハーブティーがデザートです。
実際に、ポーランドの食器に盛り付けるとこんな感じ。
Presentation 2
「懐かしい味」と感じる日本人も多いと言われるポーランド料理をご堪能いただき、お腹いっぱいになったところで、プレゼンテーション〜後編〜。
後編では、小倉さんが着目する『ポーランドの“今”の姿。いかに素敵な国なのかというエピソード』や、『ポーランドの文化の根幹(こんな時代を経て今があるという事)』、そして『これからの私たちにできること』についてお話いただきました。
ポーランドのおすすめの旅行スポットや建物、工芸品や現地の方の人柄を紹介される度に、機内中にpassengerの皆様のうっとりしたお顔や驚きのお声が溢れていく一方で、過去から今日に至るまでポーランドの国境が目まぐるしく変化してきた様などを見ていただいた場面では感慨深げな様子も…。独立回復100周年に思いを寄せ、重みを感じた瞬間でもありました。
Workshop
プレゼンテーションの後は、Q&Aを挟んで、ワークショップ。
ここからは特別Crewである、一般社団法人日本ポーランド青少年協会のみなさんに司会進行をバトンタッチ!!
『ポーランドのPR大使になろう!』をテーマに、キャッチフレーズやターゲット層、具体的なアクションについて、Passengerの皆様に話し合っていただきました!
Passengerのみなさんが真剣かつ楽しくアイディアを生み出している様子が伝わってきます!
グループごとの発表の場面では多岐に亘るたくさんの面白いアイディアに、目から鱗の連続でした!!!
そろそろポーランドへの旅も終わり。本日の旅のまとめとして、小倉さんからWorkshopへの所感や、今後の思いについて、お話いただきました。
Group Photo
最後に恒例のLunchTripポーズで全体写真を撮って、無事に着陸!
当日ご搭乗くださったみなさま、本当にありがとうございました!
こちらはポーランドの民芸品! 彩り鮮やかで可愛いものばかりですね♪
なお今回のポーランド便は、これまでPassengerとして何度もLunchTripにご搭乗くださっていた坂本様による持ち込み企画で実現いたしました!改めて、坂本様、ありがとうございました!
皆様の中でも、「こんな便があったらいいな!」「こんな面白い国、こんな面白い人を知っているよ!」という方がいらっしゃいましたら、ぜひお気軽にLunchTripまでお声掛けくださいませ☆
またのLunchTripAirlineでのご搭乗をCrew一同、心よりお待ちしております!!