話題の観光地「ウズベキスタン」観光セミナーレポート
みなさまこんにちは。CrewのChappyです。
コロナ禍が始まりLunchTripも完全オンラインになってから1年が経過。
いよいよワクチン接種が徐々に始まったとはいえ、依然として海外への渡航は難しい状況が続いており、世界中の旅行者、観光地の方々にとっては厳しい日々が続きます。
そんな中ではありますが、先日、ウズベキスタン大使館主催の観光セミナーに参加しました。
ウズベキスタンの観光地だけでなく、日本との関係や観光地でのユニークな取り組み、コロナ対策等の紹介があり、アフターコロナの観光の復活を見据え、希望を持って動き始めている印象を受けました。
■ウズベキスタンについて
ウズベキスタン共和国は中央アジアに位置し、カザフスタン、タジキスタン、キルギスと接しています。
首都はタシケント。シルクロードのオアシスとも言われています。
日本の成田空港から直行便で約8~9時間、韓国等を経由していくことも可能です。
国としても観光には非常に力をいれており、海外からの旅行者も年々増加しています。
観光ビザであれば免除される対象の国も90ヵ国におよび、日本人もビザなしで観光することが可能です。
近年、日本でも注目度上昇中の観光地となっており、2018年は1万人ほど、2019年はその倍以上の日本人が訪れたとのことです。
元AKBの前田敦子主演、黒沢清監督の「旅のおわり世界のはじまり」や、世界の果てまでイッテQ!でも紹介されるなど、メディアなどでも取り上げられています。
公用語はウズベク語ですが、ロシア語で教える学校も多く、ウズベク語よりもロシア語の方が話しやすいという方もいるようです。ウズベク語を聞いていると、どことなくロシア語に似ているような感じがします。
個人的に興味を持ったのは、世界幸福度ランキング(World Happiness Report)で中央アジア1位である点。
ランキングだけみると日本よりも上でした(2021年)。何がウズベキスタンの人々の幸福に関与しているのか?気になるところです…
■観光
ウズベキスタンといえば、青の都で有名なサマルカンドがとても有名ですが、ヒヴァ、ブハラ、シャリフサブスといった町ごと世界遺産になっているところがサマルカンド含め4つあります。
日本と同様に春夏秋冬があり、自然も楽しめます。
冬のスキー場には欧米からの観光客が多く訪れるそうです。
「船の墓場」があるムナイクもメジャーな観光地の一つです。
かつて世界第4位の湖だったアラル海がありましたが、旧ソ連の灌漑政策によって水が干上がり、かつての10%ほどの面積になってしまいました。20世紀最大の環境破壊と言われています。
そして、タシケントにある地下鉄も要チェックです。
どこも美術作品のように華麗で美しく見どころばかりで、地下鉄の駅巡りもステキなアクティビティになりそうです。
ウズベキスタンの観光地は、インスタ映えするフォトジェニックなところが多いことを、セミナーでも強調されていました。
日本との関係が深い観光地もあり、第2次世界大戦で捕虜となった方々が建設に携わったという「ナボイ劇場」があります。
ナボイ劇場については、2015年に開催した LunchTripウズベキスタン便のレポートで詳しく説明していますので、ぜひ訪れる前の参考にしていただけたらと思います。
■安全な旅
ウズベキスタンの主要な観光地には「ツーリストポリス」を配置しており、観光客の安全を見守る他、道案内等の対応もします。
言語も様々対応しており、日本語ができる方もいらっしゃるそうです。
観光地はぼったくりやしつこい押し売りに興ざめしてしまうことが多々ありますが、安心して観光できそうですね。
まだ日本からの渡航は難しいですが、ウズベキスタンでは感染者も少なく抑えられていることから、外国の方々に来ていただけるように、“Uzbekistan. Safe travel GUARANTEED”というプロジェクトを立ち上げ、コロナ対策にも取り組んでいることをおっしゃっていました。
■お料理
ウズベキスタンと言えば・・・
個人的におススメしたいのは、「プロフ」と「ナン」。
プロフはピラフのようなパエリアのようなお料理で、ウズベキスタンの国民食でもあります。結婚式などお祝い事のときには、300人前くらい用意してふるまうそうです。
具材と米を混ぜるところや、混ぜないところ(以前のウズベキスタン便で食べたのはこのパターンでした)、使う油や調理方法が地域ごとに異なるようですが、基本的に羊もしくは牛肉(メジャーなのは羊)、ニンジン、玉ねぎなどの材料を使う点は共通しているようです。
今回は、大使館のシェフがステキなデモンストレーションをして提供してくださいました。
プロフをパンのような生地で包んで作り上げるのも、腕の良い料理人でないとできないそうです。
プロフと一緒によく食べるのが、アチチュクというサラダ。
ウズベキスタンではオーソドックスなサラダで、キュウリ、玉ねぎ、トマトのシンプルなもの。
プロフの上にのせて食べてもよいそうです。プロフの油っぽさを緩和してくれるような感じでもあります。
「ナン」と呼ばれるパンも地域ごとに色々な種類があり、ナンを訪ねて・・・なんてテーマの旅も面白そうです。
サマルカンドのナンには、
全く同じ材料を使っても、サマルカンドのナン職人を連れ出して作っても、サマルカンド以外の場所でサマルカンドのパンは作れない、なぜならサマルカンドの空気が味を決めているからだ
という伝説があるそうです。
その土地でしか食べられないもの、そういうものに出会うのは旅の醍醐味。
今回、ナンは出てこなかったのですが、ウズベキスタンに行ったらぜひナン巡りしてみたいですね。
サモサという、肉やカボチャなどを包んだパイのようなものもごちそうになりましたが、こちらもとても美味しかったです。
ウズベキスタン産のワインも楽しみました。
こちらはロシアの品評会で賞を取ったワインとのことです。
赤はミドルボディくらいの深みがあるさっぱりとした感じ、
白はやや辛口な感じでしたが、人によっては水のように飲めてしまうくらい軽いかもしれません。
ウズベキスタンのお料理にはどちらもピッタリです。
■ウズベキスタンに行ったら・・・
青の都で有名なサマルカンドは以前から注目しておりましたが、改めて、コロナ禍あけにぜひ行ってみたい旅先の一つになりました。
最近は出張やIT系のイベントにかぶせてちょっとした旅行を楽しむ「ワーケーション」スタイルの旅が好みなのもあり(というか、長い休みがとれない・・・ともいう 笑)、時差が4時間と、インドとあまりかわらないじゃないか!ということで、ウズベキスタンでワーケーション!いいな~と思いつきました。
大使にワーケーションできるような場所について確認したところ、都市にあるホテルはWiFiが基本的に使えるので問題ないのと、SIMカードさえあればインターネットはつながるけれど、つながりにくいところもあるため、もっとこういうところにも力をいれていかなければ・・・とおっしゃられていました。
都市部にステキなCo-working スペースとかシェアリングオフィスとかできたら・・・ 夢は広がります!!
フォトジェニックな街で、おいしい料理を楽しみ、自然を楽しみ・・・なんて場所でワーケーションできたらステキですね。ぜひぜひがんばってほしいところであります!
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